透析クリニックにおける外来静注抗菌薬は、抗菌薬適正使用支援のよい対象である
【透析クリニックにおける外来静注抗菌薬は、抗菌薬適正使用支援のよい対象である】
米国フィラデルフィアの透析クリニックにおける外来点滴抗菌薬が適切であったかどうかを調査したところ、抗菌薬投与開始の57.5%が不適切であった(血液培養陰性、または、臨床的に感染症を疑わない状況、で投与された)。臨床的症状と血液培養のみに基づいて、抗菌薬が適切かどうか判定しているため、大ざっぱなdataであるが、不適切であった抗菌薬使用割合が大きい可能性が高い。そのため、透析クリニックは、抗菌薬適正使用支援のよい対象となると思われる。
Inappropriate intravenous antimicrobial starts: An antimicrobial stewardship metric for hemodialysis facilities
Infect Control Hosp Epidemiol. 2019 Jul 29:1-3
doi: 10.1017/ice.2019.219
PMID: 31354114