渡航感染症
【腸チフス結合型ワクチンの効果を検討】 RCT、第3相試験。ネパール。 TCV vs MenA(Conctrol)。1回接種(筋注)。 6か月から16歳。 Primary outcome:血液培養で確定診断した腸チフス:81.6%↓ 副反応少ない、約1年のf/u期間。 Phase 3 Efficacy Analysis o…
【artemether-lumefantrineのbioavailabilityと食事の関係】 吸収 ・lumefantrineのbioavailabilityが問題となる ・脂質とともに摂取するとbioavailabilityが上昇する ・UpToDateには、食事摂取によって、血中濃度は、artemetherは2-3倍、 lumefantrineは16…
【artemether-lumefantrineは、非流行地域からの旅行者の非重症熱帯熱マラリアでは治療失敗が多い可能性がある】 (1)効果 ・流行地域での非重症熱帯熱マラリアに対する効果:98%以上(1, 2) ・再燃は1.9%だった (2)非流行地域出身の旅行者におけるリア…
【黄熱ワクチンの20% dose接種は効果が98%:コンゴ民主共和国でのoutbreak】 背景:2016年のDRCとアンゴラでの黄熱病のoutbreakによって、世界的な黄熱ワクチン不足が起こった。そのため、標準投与量の1/5(0.1ml)に減量した黄熱ワクチンを、DPCのキンシャ…
【3週間おきにイベルメクチンによる集団治療を行うとマラリアの罹患率が低下する】 イベルメクチンは多くの寄生虫感染で使用されている抗寄生虫薬であるが、イベルメクチンを内服したヒトの血液が、蚊に対して毒性を持つことを利用して、マラリア感染の予防…
MERSへのribavirinとrecombinant interferonの治療効果を評価した後ろ向きコホート研究。ribavirin/rIFNで死亡率が高い結果となった。現在、ロピナビル-リトナビルとinterferon-β1bの併用治療の効果を評価するRCTが行われているのでその結果に期待(MIRACLE …