膿胸
【Candidaによる膿胸のまとめ】 (1)診断方法 - 滲出性胸水の培養でCandida spp.検出 - 発熱・WBC増多などの感染所見 を満たすもの (2)colonizationとinfectionの鑑別は難しい - 診断基準を、胸水培養2回陽性、または、胸水培養と血液培養が陽性、のいず…
【悪性腫瘍患者における真菌性膿胸のcase series】 ・後ろ向き研究、2005-2013年 ・対象:18歳以上で基礎疾患に悪性腫瘍、滲出性胸水から真菌が検出 ・患者の特徴 - 97名の患者の胸水から106株の真菌が検出された - 年齢中央値63歳、固形癌69% - 症状:呼吸…
【Candida膿胸63例(2002-2011年)のcase series、台湾からの報告】 ・対象:以下の3つを満たす - 滲出性胸水からCandida検出 - 培養2回以上陽性 or 胸水培養と血液培養陽性 - 感染所見あり ・胸水培養陽性例は102名、漏出性(8名)・症状なし(5名)・以前…
【真菌性膿胸のcase series、台湾からの報告、UpToDateの引用文献】 ・真菌性膿胸の診断基準は、次の3つを満たす状態 - 胸水から真菌(yeast、moldどちらも含まれる)を検出 - 発熱やWBC上昇などの感染所見 - 2回以上胸水から同じ糸状菌が検出 or 胸水と、血…
UpToDate(Candida infections of the abdomen and thorax) にはあまり記載されていませんでした。 そこに記載されていた内容をまとめました。 ・Candida albicans, Candida glabrataの頻度が高い ・基礎疾患には、悪性腫瘍が多い ・医療関連感染であること…