尿路感染症
重症ではない菌血症を伴った尿路感染症(30日mortality rateは10%程度)の治療において、初期治療が不適切であったとしても、治癒までの期間や死亡の増加はみられなかった、という後ろ向き観察研究。適切な経験的治療群と不適切な経験的治療群を比較。 複雑…
【ESBL産生菌による尿路由来の菌血症の治療におけるアミノグリコシドの検討】 ESBL産生腸内細菌科細菌による尿路由来の菌血症へのdefinitive therapyとしての、アミノグリコシド(ゲンタマイシンまたはアミカシンの1日1回投与)の効果を検討した後ろ向き研究…
【母親がキノロン内服が、子供のキノロン耐性GNRによる細菌尿と関連した】 inclusion criteriaをみたしたグラム陰性桿菌による細菌尿のあるすべての小児(0.5-17歳)を対象とした。除外されたのは、過去(尿培養採取前)30日以内に入院歴がある場合、過去6か…
【フルオロキノロン系抗菌薬の添付文書の「警告」の改訂だけでは、処方行動に影響はあまり与えない】 FDAが2016年にすべてのフルオロキノロン系抗菌薬の添付文書の「警告」に不可逆的な副作用について追記した。米国の家庭医への影響を調査した観察研究。 「…
前立腺の組織内濃度は、血清濃度の130%。膀胱での濃度は、血清濃度の78%。 よって、ミノサイクリンは前立腺炎を含めた尿路感染症で使用できる可能性が高い。 とても古い報告です(1973年発表)。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=4199710&fbclid=…
ESBL産生E. coliによる腎盂腎炎や前立腺炎で、ST合剤とフルオロキノロン耐性で内服薬の選択肢がないが、ミノサイクリンだけ感受性あり、ということはありませんか??メロペネムまたはセフメタゾールで経過よく、外来治療に移行したい!そんな時どうしたらよ…