免疫不全
【不活化VZVワクチンの血液腫瘍患者への効果:液性免疫指標の反応良好】 ・Shingrixの効果を検討したRCT ・対象は、血液悪性腫瘍患者 ・placeboと比較、1-2か月間隔で2回接種 ・液性免疫の指標は良好に反応:80% ※リツキシマブを使用しているCLLとNHLを除く …
新規にAMLと診断された患者全員に胸部CT(baseline CT:スクリーニングとして施行)を撮影すると、侵襲性肺アスペルギルス症(IPA)が10%の可能性で見つかった、という報告。 単施設の研究、mortalityなどへのbaseline CTの影響は検討していない、などの問題…
【自家造血幹細胞移植後の帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)の効果は68%】 【背景】 自家造血幹細胞移植後のVZV再活性化は多く、6-12か月程度抗ウイルス薬の予防内服が行われている(多くの国では、アシクロビル1回800mg 1日2回、日本では1回200mg 1日1回…
【HIV:ドルテグラビル耐性ウイルスの恐怖】 初発HIV/AIDSの患者(viral load高く、CD4リンパ球数は22)を、ツルバダとドルテグラビルで治療開始。同時に播種性結核をリファブチンを含めたレジメンで治療。最初の3週間の治療でviral loadは良好に低下したが…
【造血幹細胞移植レシピエントにおけるletermovirの効果の検討】 CMV-seropositiveの造血幹細胞移植レシピエントにおけるletermovirの死亡率への影響を検討した研究についてです。全死亡率を改善する可能性が示されたとしているが、実際には48週時点での死亡…
【血液悪性腫瘍患者におけるCMV感染症診療ガイドライン2019】 (1)重要な点 ・HSCT後のCMV diseaseは臨床研究では2-3%だが、real-worldでは5-10% ・臍帯血移植の場合、CMV再活性化のriskは高く、腫瘍の再発以外での死亡率が上昇 ・HSCT後100日以内のCMV dis…
NEJM Case Records of the MGH 数年にわたり発熱・腹部膨満・腹痛・下痢を繰り返してきた38歳女性の症例。当初Crohn病と思われたが、ステロイド、インフリキシマブ、アダリムマブによる治療にも関わらず症状の再燃を繰り返した。果たして、診断は? 最終診断…